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冬到来 漬物がおいしい
 あふれる思いを”語り”に込めて 「つれづれ遊学舎」主催 武田 徹さん
 「『言葉のちから』ではなくてね、『言葉はちから』だって、僕は言いたいんだよね。言葉は人と人とのコミュニケーションの基本。どういう風に言葉を発するかに、その人の思いや願い、つまり、『ちから』が込められると思うんだよ」

 武田徹さんは、とてもフランクに話して下さいます。その語りロは、番組に出演されている時と何も変わりません。どんな場所でも、誰に対しても、あの親しみやすい話し方で語りかけられているのです。

 当社提供のSBCラジオ「言葉はちから〜朗読仲間大集合〜」、そしていよいよ20周年を迎える同じくSBCラジオの「つれづれ散歩道」―これらをはじめとして、ラジオにテレビにご多忙を極める武田さん。いつもはインタビューをする側の武田さんに、今回は逆にインタビューしてみました。

 冒頭の言葉は、「武田さんが"言葉"や"語り"にこだわりを持っているのはどういう理由でですか?」という質問への答え。映像や写真などビジュアル系のメディアが主流になり、語りや活字が持つ魅力が見失われつつある中で、言葉を話したり書いたりすることの大切さを訴えたいというお気持ちが強いそうです。

 「『バ力野郎!』って怒りがこもることもあれば、『ば〜か』と親しみを込めることもある。『いや〜ん、バカ〜ン』だったら愛情とか甘えの表現だよね。同じ言葉でも、その場のシチュエーションと、その人が伝えたいものによって意味が変わってきます。だから『言葉のちから』を知るのではなくて、『言葉はちから』だということを知ってほしいんですよ」

 「言葉」を通じて人と交わりたい。相手のことをもっと知りたい、自分のことをもっと知ってほしい……そんな武田さんの人に対する優しい目線が感じられます。


 武田さんは長野市生まれ。早稲田大学時代はニューオリンズジャズクラブに加盟し全国演奏行脚に明け暮れていました。1969年に信越放送(SBC)に入社しましたが、その時はニュースを追いかける報道部員。その後も、番組プロデューサー・ディレクターと、アナウンスからは少し離れたところにいました。

 そんな武田さんにとって大きな転機になったのは、36歳で肝臓病を患ったこと。2カ月間の入院とその後の長い闘病生活。それまで現場で走り回って仕事をしていたのに、それを禁じられ、食事もお酒も制限される中で、「何のために生きているのか分からなくなった」時があっ
たと言います。

 その時、ニッポン放送のラジオ番組「テレフォン人生相談」でキャスターを務めていた山谷新平さんの「絶望は愚か者の結論なり」という言葉にめぐり会い、「ガツーンと頭を叩かれたような気持ち」になったそうです。

 「そうか俺は愚か者なのか!って思ってね。それから、絶望しないためにはどうしたら良いのか?をつらつら考えたんだよ。それで、どうせ当面体が動かせないのだから、学校卒業してからほとんどやっていなかった勉強をすることに決めたんだ」

 その後は、歴史文学や歴史書を紐解く毎日。日本の、自分が生きている現代を捉えなおそうと一生懸命勉強しました。史跡を訪ね歩いたのもこの頃です。同時期、作家で環境問題に造詣の深いC・W・ニコルさんとのお付き合いも深くなり、環境保全にも関心を強く持ったそうです。


 「その蓄積が一つの形になったのが、SBCのラジオ番組『武田徹のつれづれ散歩道』だったと思うんですよ。昭和63年放送開始だけれど、当時はまさにバブルの絶頂期。人々が時間と金を追いかけている社会はどこかおかしいと思った。だから、『つれづれ』なんていう当時の時代状況に合わないタイトルを、敢えてつけたりもしたんですよ」

 ディレクターだった武田さんがアナウンスまで担当することになったのは、番組でジャズを話題にしようと原稿を書いても、アナウンサーがジャズのことをほとんど知らず「言葉」に力がこもらないと感じたからでした。

 それだけでなく、当時他の番組がやっていたように東京の有名人の話を聞くのではなく、できるだけ地元信州の人を招いて、その人の生き様を「言葉」として引き出そうと考えた時、「それができるのは、その思いを言葉に込められる自分しかいない」と思ったからだそうです。

 長い闘病生活を経て、自分自身が「絶望」しないために勉強を蓄積し、それを通じて、今の世の中に、人々に、伝えたい思いを強く持った時、武田さんは自らマイクの前に立ち「言葉」を発しはじめたというわけなのです。

 まさに、「言葉はちから」。「つれづれ散歩道」は、その後約20年、1000回にもわたり毎週毎週放送され、信州の地で、明るく・粘り強く生きている人々の言葉を伝えてきました。そして、いまや、長野県内で「言葉」や「語り」を大切にしようと活動する人々を紹介する「言葉はちから〜朗読仲間大集合」という番組も企画し、ご自分で出演されて、「言葉」を通じたコミュニケーションの輪をさらに広げて行こうとされているのです。

 自分たちの思いを、「言葉」に込めて人々に伝えよう。そして、他の人の「言葉」の中に、その人の思いを見つけられるようによく耳を傾けよう―武田さんにお話をお聞きし、そういう思いを強くしました。
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商圏エリア:長野全域

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〒396-0021 長野県伊那市ますみヶ丘7352-1 TEL:0265-73-8333 FAX:0265-73-8061 ina@kobo-shinsyu.com
本社:長野県伊那市西春近3005
フォレストウィングマンション事業部:長野県伊那市ますみヶ丘7352-1
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松本営業所:長野県松本市島立1043 matsumoto@forestcorp.jp
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